おいしいマフィンって

昨日のブログに書きました、7月のレッスン

早速ご予約メールいただいております、ありがとうございます。

来月のメニューでもあるマフィンですが

今日は、それについての小話。


みなさんは、”おいしいマフィン”って

出会ったことありますか?

って、こういう書き出しだと、

私の意図するところは伝わりにくいかしら。

マフィンって、わたしも大好きですので

アメリカに行ってコーヒーショップやベーカリーで美味しそうなものを見つけると

つい注文してしまうのですが

だいたいどこで食べても、ふつうにおいしい。

時々、あーはずれ…これはちゃんと作ってないな、、というのもありますが

(ちゃんと作ってないというのは、冷凍のマフィンを解凍しただけ、もしくはマフィンミックスでアルバイトの子が作っただけ、みたいな…)

そこそこおいしいのが、普通です。


↑ この写真はおいしそうでしょう~!?

  シアトルのベーカリーで撮らせてもらった写真です。ここのはおいしかった!


だいたいどこで食べても”無難においしい"のですが

時々、

なにこれっ!!!とびっくりするほど美味しいマフィンに出会います。

そういう時は、たとえアメリカでも

"うんまっ!" と、思わず日本語で言っちゃうのです。

それくらいおいしいってことです。


この写真のマフィンは

それこそ、わたしが"うんまっ!"と言ってしまったやつです。

地味でしょ、普通でしょ、笑

でもね~これが最高に美味しかったのです。

このマフィンと出会ったのは、ポートランド。

わたしがポートランド滞在中に泊まっていたおうちから、いちばん近いカフェが

ここでした。

近いし、朝7時から開いているし、wifi使えるし、バス停の目の前やし、で

いちばんよく行ったお店です。

ここの焼き菓子は、全て手づくり。

お店で作ってるんですか?なんて、聞かなくてもわかります。

だって、目の前のキッチンで作っているのですから。

そんなに広くはない作業スペースには

いつも一人、お菓子を作る人がいて

できたお菓子はどんどんお店に並べられていきました。

マフィンやスコーンは日替わり。

なので、しょっちゅう行っても、新しい味に出会えました。

衝撃的に美味しかったこのマフィンは

パンプキンチーズ。(やっぱりチーズのものに目がない、笑)


ポートランドに行ったのなんて、もう1年半も前ですよ。

なのに、このマフィンを食べたときのこと、食感、

いまでも覚えています。

それくらい、私にとっては印象的なマフィンでした。

このマフィンを焼いていたのは

このカフェで働いていたcoddyという若いベイカー君で

いつも、朝5時に出勤してお菓子を焼くんだと言っていました。


レシピがいいのか、彼の腕がいいのかわからないけれど…

両方いいんだろうな。

たとえ同じレシピを使っても

作る人が変われば、味って変わりますもんね~。

わたしも、いつかこんなマフィンが焼けるようになりたい。

そう思うと

あれもこれもと、どんどん試作をしたくなっちゃうのです。

マフィンのレシピなんて

はっきり言って、どれも似たようなもんなんです。(言っちゃった、笑)

でもね、ほんのちょっとの違いが

こういう衝撃を生んだりもするんですよ。

不思議ですけどね~。