レシピの関連性

年内のレッスンも
残り2日となりました。
今月のレッスンメニュー、イージーシュトーレン。

“シュトーレンってこういうもの“ という決まり事にはとらわれず
美味しかったらそれでいいやん!というシュトーレン。

なので、本当だったら必要な
発酵とか、最後の仕上げとか
いわゆるシュトーレンとは、違うやり方で作っています。

このシュトーレンの生地。
すでに習ってくださった方はお分かりのように
スコーンの作り方にとても似ています。

なのでレッスンが始まる前に
“わたしのレッスンでスコーンを習ったことのある人は、わかりやすいと思いますよ〜“
と、お話をします。


でも、これもすでに習った方はお分かりだと思いますが
スコーンと作り方が似てはいるけれど
やはりスコーンとは違う食感。

わたしのレッスンで教えるメニューは
大きく幾つかのグループに分かれます。

ケーキ、マフィン、スコーン、パイ、タルト、クッキー、など。

なので、長く通ってきてくださっていると
似たような作り方のお菓子が
何度も登場してきたりもします。

例えば“ケーキ” だと
使う材料や配合がレシピによって変わっても
混ぜる手順、作り方はほとんどどのケーキも一緒、ということがありますし
スコーンなんかも、そうです。

でもここで

その似たような作り方のレシピを
じっと見比べてみると
ここのところが、ちょっとこう変わるだけで
焼き上がってくるお菓子の食感がこう変わるんだ〜とか
その違いに気づけたりします。

そしてもっとおもしろいのは

一見、全然関係のないレシピ
例えば、ケーキとスコーン、とか
ケーキとクッキーとか
違うグループのお菓子でも
それぞれのレッスンで習った時に聞いた説明が
応用できたり
あ、これってこないだのケーキのレッスンの時、先生が言ってはったな〜とか

頭の中で、いくつかの点が
繋がったりするんです。

わたしも今までずっと、そうやって
焼き菓子に関する知識を深めてきたんですから。

今回のシュトーレンのレッスンでは
生地の中に残す、バターの大きさについて
しっかりと説明をしておりますが
この話を聞くと
きっと、スコーンやビスケットを作るときにも活かせる知識ですので
次におうちでスコーンを焼くとき
今までよりも上手に焼けると思います。

そして、来月の京都クラスのレッスンメニューはビスケットですが
今月のシュトーレンを習った方は
ビスケットのレッスンがとてもわかりやすいと思いますし
ビスケットを作るときに何が大事なのか、どこに気をつければうまくいくのか、が
とてもよく理解できると思います。

そうやって
単発で習っているレッスンでも
奥の方で繋がっていることがたくさんあって
それがわかってくると
おもしろいように、色々な種類の焼き菓子が
うまく焼けるようになってくるはずです。

お菓子作りは、お料理と違って
味見をしながら調味料を加えたりもできないし
長く煮込めばそれだけ柔らかく美味しくなる、ようなものでもないので

レシピをきちんと守って作ることが大事。
おうちでお菓子を作ってみて失敗した、、という場合
勝手にアレンジしちゃってたり
この材料がなかったから、似たようなこれで代用しました、なんてことが
あるのだろうと思います。

そしてさらに言うと
なんでここでこうしなきゃいけないか、を
わかっててやるのと
わからないけれどそう書いてあるからやる、のとでは

出来上がりが明らかに違う、ということを
忘れてはいけない、と
思います。