変えていいとこ、ダメなとこ

東京クラス、みなさんにご協力いただきながら
予定通り開催しております。
窓、ドア開けているので
寒いのが申し訳ないのですが、、、
残りの週末までのレッスンは、少し気温も上がりそうで
ホッとしております。

さて、
今日のタイトル、変えていいとこ、ダメなとこ。

瑞江に滞在中は
今までと変わらず、お向かいのコーヒー屋さん Deakin st coffee stand 用に
毎朝、マフィンなどを焼いております。
ホームメイドのシトラスアップルジャムを忍ばせた、クランブルマフィン。
甘すぎない、程よく酸味の効いたジャムが
ふんわり生地によく合います。
チョコレートオレンジマフィン。

これは、オーガニックのココアパウダーを使って
あまり濃厚すぎるチョコレートケーキのようには敢えてせず
甘さも控えめにして
ボリュームのあるサイズでも美味しく食べてもらえるようにしています。

わたしがいつも焼いているマフィンは
ベースとなるレシピがあって
それを、その時使う具、何マフィンにするかによって
少しアレンジを加える、という作り方です。


ダブルチョコチップとアーモンドのマフィン。


まず、写真でもわかるように
トッピングとして乗せるものを変えるだけで
印象がずいぶん変わります。

トッピングは、相当重たいものでなければ
何を乗せても、膨らみにそう影響しないので
具とのバランスを考えて、好みのものを乗せてオッケー。

何も乗せずに焼いたものより
表情が出るので、とてもおいしそうに見えます。

わたしは、ひまわりの種やかぼちゃの種、種系のものが好きなので
自分用に焼くならそれらを乗せるし
りんごやかぼちゃなど、シナモンと相性がいいものだったら
シナモンシュガーを降ったり。
そして生地の方は

小麦粉だけで作る時もあれば
全粒粉やライ麦をブレンドしたり
ココアを混ぜてチョコ味にしたり
アーモンドパウダーを使ってみたり。
ただどの場合も、いい塩梅、というのがあるので
好きなだけ入れていいわけではありません。

お砂糖は、基本的に量は変えない方がいいので
種類を変える。
グラニュー糖、黒糖、ココナッツシュガー、メープルシュガー、モラセスシュガー
その辺りを使い分けます。

油分は
植物油のみで作ったり
バターを混ぜたり。

具の量を増やしたり減らしたりするのは構わないので
しっかり味わいたい具の時は多めに
ちょっとしたアクセント、にしたいときは少なめに。




まず具を何にするかを決めて

その具に合った生地にするにはどうしたらいいかな〜というふうに
考えていきます。

そうすれば、ひとつのレシピで
アレンジが無限に広がるわけです。

が、ここで大事なのが
タイトルにもあるように
どこは変えて良くて、どこは変えてはいけないのかを
ちゃんと知っておくこと。
変えていいところも、どれくらいなら変えてもいいのかを
知っておくことです。

それを知らずにテキトーに変えてしまうと
せっかく作ったお菓子が
思っていたようにはいかなかったりするんです。

ずいぶん前ですが
レッスンを受けてくださった生徒さんから
質問をされたことがあります。

“先月習ったケーキを早速お家で作ってみたんですけど、レッスンの時のようにできなかったんです。
なんでですか?“と。
“ちゃんと、習ったとおりにやったつもりなんですけど、、、“とおっしゃっていたのですが
よくよく話を聞いていると
“ベーキングソーダがなかったから、ベーキングパウダーで作りました。でも、それはいいですよね?“と。

いやいやいや!! 

きっと、どっちも膨らし粉やし
代用できる、と思われたんでしょうけれど
ダメダメ。

あ、正確にいうと
レシピによっては代用できる時もありますから
絶対にダメとは言い切れませんが
でも、レシピに書かれている通りの材料を用意する、ということは
基本です。
勝手に、代用できると思ってはいけない。

と書いておきながら
さっきわたし、“油分は植物油のみで作ったり、バターを混ぜたり“ と書きました。
それは代用しちゃっていいんですか?

答え
代用していいか、してはいけないかは
その時のレシピによります。

なんですよね〜。

てことはやっぱり
何は変えてよくて、何は変えてはいけないのか
そこをきちんと知っておかないといけないということ。

アレンジする、っていうのは
簡単そうで、難しいのです。

今レッスンしているクリームチーズマーブルブラウニーも
勝手に変えてはいけないところと、変えてもいいところ
ちゃ〜んと聞いて、上手にアレンジを楽しんで欲しいと思います!