京都クラス10月、アップルパイスタート!

先週から、京都クラス10月のレッスンが始まっております。
メニューは、みなさんお待ちかね〜!のアップルパイ。

アップルパイのレッスンが始まると
毎年“あ〜夏が終わって、本格的に秋が来たんだ〜“ と感じます。


まずはアドバンストクラスから。

作り方や出来上がりの姿は
今までにもレッスンしたことのある、いわゆる普通のアップルパイ、ですが
生地に、ちょっとした私なりのこだわりが。


アップルパイ作りで難しいと感じたり、苦手だな〜と感じるところは?と聞くと
“成形!” と答える方が多いと思います。

確かに、成形は慣れないと、難しい。
生地を丸く伸ばす、とか
均一な厚さに伸ばす、とか
きれいな太陽の形に仕上げる、とか
なかなか簡単ではないと思いますし
より美しく、と思うと余計難しい。

でも、私は
成形よりも生地作りの方が難しいし、大事だと思っているんです。

実はね、
生地を上手に作れたら
成形する時も楽なんですよ。

生地がスーーーっと伸びてくれるし
スーーっと軽い力で伸びれば、思い描いている形になりやすい。
無理な力を入れすぎるから、丸い形にならないの。
生地全体に、ちゃんと水分が行き渡っている生地は
伸ばすときにボロボロっと崩れたりすることもないし
ひび割れも起きにくい。

そう。生地がうまくできれば
成形がとってもスムーズ。

なので
今回は、どちらかというと
成形よりも生地作りに重点を置いてレッスンしています。
アップルパイは、Kathy’s Kitchenの定番メニューとして
何年も前から教え続けてきましたが
ずっと私の中で引っかかっていたことがあって、、、

それは、習ってくださった生徒さんに
“レッスンではものすごくうまくできたのに、お家でやってみたら全然うまくできなかった“ と言われること。

これって、先生としてあかんやん!と、、、

みなさんに、おうちでもアップルパイ作りを楽しんで
美味しく作ってもらえるようにとレッスンしているのに
家でやったらうまくできない、では
ダメやん、、、

そりゃあ、ある程度は
“慣れ“とか“練習”が必要ではあると思いますよ、上手に、手際よく作るには。
でも、多少形がいびつでも
味は抜群においしい!とならなければ
また作ってみよう!という気持ちにはならないよね、、、と
思うんです。

レッスンの時は、私がサポートしたり口を出したりしますし
焼き加減も私が管理しますから
美味しく焼けて当たり前。

じゃあそれを、みなさんがお家で一人でやるときに
どんなところに気をつけたら良いのかを
もっときちんと伝えないといけないんだ、と
毎年、反省しているのです。


パイ生地作りはとにかく
手で触った時の感触、がとても重要。

もっと水分がいるのか、いらないのか
もうちょっと混ぜた方がいいのか、もう混ぜなくていいのか
それらを判断する材料は
自分の手の感触です。
レシピの分量をきっちり守ってさえいればいいわけではない。

これこそ、お菓子の本なんかじゃ伝わらないところだと思います。
みなさん、しっかりと感触を覚えて帰ってくださいね〜。

さぁ、今週からはベーシッククラスも始まります。
パイ作りは初めて!という方にも
楽しんでいただけるよう、レッスンしたいと思います。

ご参加予定のみなさま、お楽しみに〜。

京都クラスは6日10:30に1名、空きがあります。

東京クラスは21日10:30、22日13:30に各1名ずつ空きがあります。