生地だけでおいしいパイ

長く通ってくださっている生徒さんはご存知かと思いますが
私は、暇さえあれば
焼き菓子のレシピを見ています。

持っている本だったり
ウェブで検索したり
とにかく今の時代、レシピは調べようと思ったらいくらでも出てくるので
終わりがありません。

パイというのは
アップルパイでもチェリーパイでもブルーベリーパイでも
基本的な作り方は同じで
シンプルなパイ生地で
少しのお砂糖、粉(小麦粉やコーンスターチ)、スパイスとフルーツを和えたものを
閉じ込めて焼く、というもの。
それらは、だいたいどのレシピを見ても
微妙に配合の違いはあるものの
とても似ていて
どのレシピがいちばんおいしい!とは選べない、ほとんど差はない気がします。




ですが、実は
そうじゃないパイ生地も時々あるんです。

例えば
全粒粉やライ麦を使うもの
オートミールをフードプロセッサーで粉にして使うもの
ヨーグルトやクリームチーズが入っているもの
ナッツを混ぜるもの
などなど

ほ〜面白いな、これ!と思うものに出会ったら
作ってみるようにしていますが
アップルパイなどに加工しなくても
生地だけで食べておいしい!というものが、たくさんあるんです。

今京都クラスでレッスンしているチョコ味のパイ生地も
すでに習ってくださったみなさんから
生地だけ食べてもおいしい!と好評いただいております。
生地を伸ばして、好きな形のクッキー型で抜き、シナモンシュガーを振って焼くだけでも
可愛いしおいしいです。
その場合、生地の表面に溶き卵や牛乳を塗ってからシナモンシュガーをかけると
くっつきやすくなりますよ〜。

生地そのものがおいしいと
フィリングをたくさん入れなきゃ!と思わなくて済むので
形がきれいなパイにしやすいんです〜。

餃子なんかもそうですよね、
フィリングたくさん包もうとするとはみ出ちゃう。





レッスンメニューを考えるときは
あまり風変わりなものではなく、ベーシックなものを選ぶようにしていますが
時々は、変わり種もいいな〜なんて
思います。

年々、お菓子を作るのに
できるだけ体に良い材料を使いたいという気持ちが強くなっています。

白い小麦粉だけよりも
全粒粉やライ麦粉を積極的に使いたいし
甘すぎないものがいいし。
かといってあまり気にしすぎると
味気ないお菓子ばかりになってしまう。

その、ちょうどいい塩梅のところを
うまくやっていきたいものです。