Nagano log 6

Nagano log 最終回!

今月は、レッスンに来てくださる生徒さんも

先生~長野どうでした??と聞いてくださり、

レッスン前のおしゃべりや、あと、このブログで

わたしがどんな長野滞在を過ごしていたか、伝わったでしょうか。

 

たとえ仕事のジャンルが違っても

その経験を通して学ぶことってたくさんあって、

”学ぶこと”と書くと

とても堅苦しく聞こえてしまうけれど

"へぇ~~"と思うことや、

"うん、うん、、確かに。"と強く共感すること、

自分の中で再確認すること、

"あ~そういうふうにやればいいのか!"と気づかされること、

たくさんあります。

むしろ、畑違いのことからの方が

意外な学びがあるのかも。

 

 

↑ つい買っちゃう、山積みのスコーン。

 

ものを作る仕事って

もともとは、それを作るのが好きだから、というところがスタート。

わたしもそうです、

小さいころから、お菓子作りが好きでした。

それを作ることが"ちょっと好き"、なぐらいだったら

仕事にはならず、趣味になるのかもしれません。

でも、好きで好きでたまらなくて

他のことには興味がわかないほど好きで、没頭してしまう。

それくらい好きだと、

それを生業にしようと思うのかもしれません。

20代のころを思い出します、笑

 

それが”仕事”になると

プロとして、職人として、その技術が

ある程度のレベルであることが必要になってきます。

だからみなさん、習ったり、修行したり、訓練したり、するんですね。

でも、

自分自身の技術がレベルアップすることよりももっと大事なことがあるんですよね。

それは、自分の手から生まれたその"もの"の先に

必ず、人がいる、ということです。

自分が作ったものを食べてくれる人、自分が作ったものを使ってくれる人がいてこそ

それが仕事として成り立ちます。

ということは

ただおいしいものさえ作ってればそれでいい、とか

ただ自分の納得のいくものさえ作っていればそれでいいとか、

そういうことではなくなってくるのです。

ものをつくる、ということ自体は

一人で黙々と作業をすることかもしれないですが

決してそれだけでは十分ではない。

こんなことを書いているのは

ものを作る仕事とは、なんてことを説きたいわけではなく

そのことを、今回の仕事体験でとても強く感じたからです。

 

 

 

 

わざわざは、その名にあるように、"わざわざ"行かないといけない場所にあります。

周りは田畑や山に囲まれていますから。

それでも、噂に聞いていた通りの人気ぶりで

お店のオープンとともに次から次にお客さんが来て

朝、あんなにたくさん並んでいたパンも

夕方になるとほとんど売れてしまっています。

 

確かに、わざわざのパンはおいしいんです。

ほんとにおいしい。

でも、このお店がそんなにたくさんのお客さんを惹きつけ、

わざわざ足を運んでみたいと、

一度来たお客さんは、また来たい!と

そう思わせるのは、パンがおいしいからだけではないんだな~というのが

この2週間で、はっきりとわかりました。

 

とてもいい経験をさせていただきました。

Kathy's Kitchenはお店ではないけれど

これからも、いろいろな形で

生徒さんが楽しんでくれるような場所にしていけたらいいな~と思います。