思い出のチョコパイ

只今募集中の12月の京都クラス。
通常の、自分で作って持って帰るレッスンとは違い
デモンストレーションでのレッスンです。

東京で、6月に1日限りのイベントとして開催した
“レシピ本に載っているお菓子を作る“ というものです。

私は製菓学校に通っていないので
昔からお菓子はほぼ独学。
独学、というと
本を開いてすごく勉強したように聞こえますが、笑
勉強したというのではなく、実践でトライ&エラーを繰り返し
学んできた、という感じです。
仕事としてお菓子を焼くようになる前、子供の頃からずっと
本を見て作っては、食べてみて。

でも、本を見て作ったものって
これって正解の食感なのかな、、、これで合ってるのかな、、、と
不安になることもたびたび。
いまの私だったら
“そんなの、何が正解か、とかじゃなくて自分が美味しいと思うものができれば
それでいいやん!“ と言い切れるし
実際に自分が新しいレシピを試したときも
“これで合ってるのかな??”じゃなくて
出来上がったものに対して、私好みか、そうじゃないかを判断します。

でもこれって
今までの20年の経験があるからこそできることかなぁって思います。

なので、やはり普通の人が
お菓子の本を開いて、見ながら作ってみたら
昔の私のように、これで合ってるのかな、、、と
思うのだろうと。


だから、デモンストレーションのレッスンも
時々は必要だな〜と思うんです。

先生が作るところをしっかり見ることで
いつもの自分とどこが違うのか、発見できれば
次に自分で作るときは、よりおいしく作れるはずです。
お菓子って、手を動かして作るものなので
何度もやって慣れるしかない、ということももちろんたくさんありますが
頭で理解しておくことが大事な部分も、たくさんありますよ。


今回のメニューは
ビスケットとチョコレートクリームパイ。
私が大好きな2つです。

ビスケットは、通常レッスンでも時々登場しますが
チョコレートクリームパイは
冷やし固めるお菓子なので、通常レッスンではできないメニュー。
でもこれ、私にとってとても思い出深いものなんです。

20代前半、焼き菓子屋で働き始めた頃
働いているうちに、徐々に任せてもらえるお菓子が増えていくんですが
最初に“あなた担当ね“ と任せてもらえたのがりんごと胡桃のケーキ。
そしてその次がこのチョコパイでした。

火の入れ具合がとても大事なこのお菓子、最初は
毎回同じに作るのが難しいな、、と思いましたが
慣れたら逆に、とっても簡単!なんですね〜。

それに、なかなかお店で買えない味、食感なので
仕事以外でも、ちょこちょこ作っていました。自分用にね。

そんな若かりし頃を思い出すお菓子です。

只今ご予約募集中です。
よろしくお願いします〜!
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