混ぜなさすぎ?

昨日で、4月のレッスンの全日程が終了しました。
ホワイトチョコと抹茶のマーブル、いかがだったでしょうか?

これの元になっているレシピは
抹茶マーブルではなく、“ホワイトチョコレートマフィン“の生地で
最初に作ってみたときに
何これ、今までにない感じのおいしさ!と思ったのをよく覚えています。
(私のレシピノートに、これおいしい!と書いて何重にも丸してある笑)

それから、昔教えていたマフィンのレシピたちと配合を比較しながら
ここはもっとこうした方がいいかな、という点をいくつか挙げて焼いてみて
今回のレシピを作りました。
マフィンは、ほんの少し変えるだけで
仕上がりが全然変わってきたりするので、とても試作しがいがあります。笑

卵が1個か、2個か。
油分をもうちょい減らすとか、増やすとか。
水分量を減らすとか、増やすとか。
ふくらし粉に何使うか、粉の量どうするか。


自分でもレッスン期間が始まる前に何度か作ってみて確認をし
ようやく、みなさんにお披露目〜となるわけです。

で、今回のマフィン。

レッスンが始まって数日、
少し引っかかっていたことがありました。
焼き上がってオーブンから出てきた生徒さんのマフィンが
私が思っていたより小ぶりだったんです。
(この話、14日以降にレッスンに来られた方はレッスン中にしましたが)
あれ〜もうちょいぷっくりいくはずだけどなぁ、、、という思いがありつつ
でも計量間違ってないしなぁ、、、と。
そのまま、1週間ほど
生徒さんの焼き上がりの様子をじっくり観察させてもらっていたんですが
やはり、小ぶりな姿で焼き上がってくる方がちらほら。

不思議なのは
みんながそうではないことです。
私の想定くらいのぷっくり感で焼けてくる人もいる。
気になって自分もまた焼いてみると、うん、大丈夫。
なんでだろう、、、と
ずっと考えていました。
そして私が考え得ると思うのは、、、

混ぜすぎを、気にしすぎ。

かなぁ、、、と。
先月のベーシックマフィンを受けてくださった方は特に、ですが
私が、できるだけ少ない回数で混ぜ上げるようにとお伝えしたために
“混ぜる回数少ない方がいい、少ない方がいい“と
そこを気にしすぎて
混ぜ足りない、、、ということになったのかしら、と。

もちろん、できるだけ少ない回数で、というのは
嘘ではないですよ、そうなんです。
でも、混ぜたりなくて“ムラのある生地”になってしまうのはもっと良くないのです。

ムラってどういうことかというと
ボウルの中の生地全体が
同じ状態じゃないということです。
どこかは水分量が多めでサラッとしてる、一方でどこかは粉が多めで持ったり重たい感じになっている、みたいな。
こういうムラは
ない方がいいんです。


でも私が“少ない回数で”ということを強調してお話したので
もしかしたら、混ぜたりずにムラのある生地の状態で焼いてしまった、ということに
なったのかなぁ、、、と。

だとしたら、私の教え方が良くなかったなぁ、、と反省です。
ほんとは、今月のマフィンも
作っている様子を動画で撮影して見てもらいたいところなんですが
それだと、レッスンを受けていない方も見れちゃうしなぁ、、と思ったり。

混ぜすぎてはいけない。
でも混ぜ足りないのもいけない。

なんて難しいこと言うんだ!って
言われちゃいそうなんですが、笑
とにかく、混ぜるときに
ボウルの中の生地をよ〜く見ながら作ってください。
これは、マフィンに限ったことではないんです、
パイ生地でもスコーン生地でもケーキでも
生地の様子をよ〜く観察しながら、自分が作りたい生地をイメージしながら
作ってみてください。

あと、単純にもうひとつ考えられる理由は
今回、白い生地と緑の生地、二色を作ってそれをマーブルにするという
なかなか手間のかかるやり方でしたので
やってる間に、手に生地がついてベトベトになっちゃってああぁぁ、、、、という方が
多かったです。
(あ、私まさにそれでした!って今思った方、たくさんいるでしょ〜)
なので、みなさんが使った後のボウルに
結構生地が残ってたんですよね〜。

生地の量が少なくて、小ぶりになったというのもあり得るな〜と思います。

その証拠(?)に
ゴムベラの先の部分だけではなく
持ち手の方まで生地がついちゃって、、、となっている方が多くいました。

じゃあもう少しスムーズにこのマーブルマフィンを仕上げるには
どうしたらいいのかしら、、、ですね。

私だったら
作り方5が終わったときに
一旦、スプーンに付いた生地もゴムベラについた生地も
左手の人差し指で落とします。(汚れるのは左手の人差し指だけ)
で、作り方6の作業に進む。
5の後に一旦ゴムベラの生地を落としてあげるだけで
作業のやりやすさが全然違います。
ぜひ、試してみてください。